FXは複利運用も視野に入れる?
ただし、単利運用にもメリットはあります。
方法をころころ変えていると「自分に向いている投資スタイルは何か?」というのがわからなくなるからだ。
FXで得た利益を、次の取引には充てずに、はじめに投資した元本だけで取引を続けていくことを「単利で運用する」といいます。
折衷案として「利益の半分は手元に確保しておき、残りの半分を次の投資にまわす」といった方法もあります。
それに対して「複利で運用する」というのは、元本に利益を加えた金額を、次の投資に使っていくという方法だ。
単利運用で得た利益は「利益として確保する」ということができることだ。
しかし、年数を重ねていくごとに、その開きは大きくなっていくのだ。
複利運用を行っていくと「今まで積み重ねてきた利益を、次の1回の取引で失ってしまうかもしれない」というリスクが、ついて回ります。
1年以内といった短期の成績を見ると、単利運用と複利運用の利益の額には大きな差がありません。
複利での運用をすると、回数を重ねるごとに利益の額が大きくなっていきます。
ただし「単利、複利のどちらで運用するか」ということを、一度決めたら、1年〜2年くらいは同じ方法で投資をすることが大事だ。