メンタル面現実との違い

さらに、失敗しても前向きに取り組むというメンタル・タフネスは必要ですが、「失敗しても反省しない」ということとは異なります。

具体的には「損をしたくない感情から、早めの損切りができない」「相場が好転するだろうという希望的観測に基づいた取引が多い」といったことです。

さて、現実のFX取引に勝てない人・損をする人は「判断が遅い」という傾向があるものです。

これを「失敗したって次があるさ！！」という感情面での「明るさ」でカバーすることは、できないのです。

FXデモトレード（バーチャルFX）は、あくまでも「仮想」の世界です。

このことは、トレーダーに「力が抜けた取り組み」ができる精神状態を生み出します。

というのは、FXデモトレードではいくらの損益を出したとしても、現実的な利益・被害にはならない、ということなのです。

FXデモトレードで『失敗体験を積む』ということの大事さは、あらかじめ経験を積んで、「今後に活かす」ということにあるのです。

このことは、トレーダーのメンタル面に与える影響が大きいです。

失敗を「なぜ失敗したのか？」「今後失敗しないために、どうしたらいいのか？」と分析すること、データとして蓄積し、今後に活かしていくことは、トレーダーにとって必要です。